地球の放課後
このページでは物語の序盤、導入部のみネタバレしています。
ストーリーの結末や、大筋を楽しむには影響がないよう気を付けております。
概要
全6巻 完結済
作者:吉富昭仁 チャンピオンRED
あらすじ
世界中に次々と発生した謎の生物『ファントム』
ファントムは一年間かけて地球上の生物を消していった。
人がいなくなり荒廃した東京で、自給自足の生活をする4人の少年少女の物語。
猛威を振るっていたファントムも鳴りを潜め、何にも縛られることなく、自由な生活を謳歌する4人はこの世界を地球の放課後と名付けた。
一番年上で唯一の男子である川村正史は、4人のリーダー的存在として精神的な部分も含め、生活を支えながら、ファントムに消された妹や両親、 初恋の女性が死んではいないと確信し、再会できる手掛かりを探り続けていた。
ある日、既にいなくなったと思われたファントムとの遭遇から不思議な出来事が起こり始める。
なぜ自分たちだけ消されないのか?ファントムの正体は一体?
住んでいた街も、性格も違う、バラバラな4人の共通項とは?
参考画像
感想
読んだきっかけは、松戸の漫画喫茶。
終電を逃してお世話になり、ふと手に取っただけでした。
…が、ハマってしまい、翌朝書店で大人買いしました。
物語の序盤は、なぜ4人以外に人が誰もいないのか、などは語られず、子供たちだけの自由な生活描写が続きます。
ファントムが鳴りを潜めていても、3人の女の子たちを守ろうと奮闘する正史。
このような状況でも明るく楽しそうに女の子たち。
路上にテーブルを置いて食事したり、ビルの屋上にあるプールで露天風呂を作ったり、大人のいない世界を満喫している4人をうらやましくほのぼのと読んでました。
人類最後の男性となった正史は誰を選ぶのか?とか気になってました。
むしろ、そういうラストだろうと思っていました。
やがて物語が私の想像とは違った方向へ展開し始めてからは、早く謎を解明したくてうずうずしながら読んでいました。
伏線も私の好みで、全部ではないですが、良く回収されています。
悪役であるファントムにも愛着がわいてしまいました。
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